2011年9月6日火曜日

KT Spider:Android携帯がノート・タブレット・ゲームパッドと合体変身

KT Spider:Android携帯がノート・タブレット・ゲームパッドと合体変身

レファランス:http://japanese.engadget.com/2011/09/05/kt-spider-android/



韓国KTが、Androidスマートフォンを状況に応じてノート型・タブレット型・ゲームパッド型のドックと合体させて使い分けるコンセプト " Spider " を公開しました。各ドック側はディスプレイや入力デバイスと追加バッテリーを備えるだけでプロセッサもメモリもなく、合体する Spider スマートフォン本体の処理能力をそのまま利用します。

ノート型ドックはパームレスト部分に空洞があり、スライド合体した Spider 本体の画面がタッチパッドになる仕組みです。タブレット型ドックは10型マルチタッチ画面の背面にスライドして合体。ゲームドックはSpider本体の画面をそのまま使い、左右に物理ボタンを備えたPSP風のゲーム機に変身します。

コアとなるSpider 本体の仕様もなかなか激しく、画面は4.5インチ1280 x 800 (!) ピクセル。1.5GHzデュアルコアのQualcomm製プロセッサに1GB RAM、16GBストレージ、外部メディアスロット、側面にマイクロHDMIとマイクロUSBホスト端子を備えます。厚さはスペックのわりに薄い9.34mm、OSは(展示時点では) Android 2.3.x Gingerbread。

モトローラが今年1月に発表したAndroidスマートフォン Atrix 4G もノート型ドックを売りにしており、また大画面タブレット型ドックにスマートフォンを収納する製品はAsusの Padfoneが、スマートフォンと合体するゲームコントローラも iControlPadをはじめいくつかの製品があるなど、個々のアイデアとしては必ずしも新しくはありません。しかしKTは、今年11月から12月には Spider を韓国内で実際に製品化する予定とのこと。

クラウド時代なのだから独立したデバイスを複数持つほうが便利と考えるユーザーも多いアイデアではありますが、各ドックの価格や互換性(コアだけ買い換えて使えるか)によっては、「合体・変形」にときめく層だけを狙ったキワモノ以上にならないともかぎりません。

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