レファランス:http://japanese.engadget.com/2011/09/07/4-tegra-android-nvidia-ceo/
多くのAndroidタブレットで採用されるモバイルプロセッサ Tegra 2の次世代モデル " Kal-El " 、または Tegra 3(仮)について。NVIDIA の CEO Jen-Hsun Huang (黃仁勳) 氏が、Kal-El 搭載のタブレット製品は年内に発売されることを改めて確認しました。リンク先の Forbes や WSJ に語ったもので、世界初のクアッドコア モバイルプロセッサはNVIDIAから登場すること、また同社のモバイルプロセッサ事業の売上は2015年までに現在の約10倍の200億ドル規模に達し、GPU事業を大きく逆転する見込みであることも明らかにしています。
NVIDIA の " Kal-El " は4つのCPUコアに加えて「12コア」の新GPUを備え、現行 Tegra 2 比で総合5倍のパフォーマンスをうたうモバイルプロセッサ。NVIDIAは今年2月の発表時点ですでにサンプル出荷を開始しており、製品としてはタブレットが8月に、スマートフォンには年内に出荷予定としていました。
どこからも採用製品が発表されないまま8月は過ぎてしまいましたが、Huang氏によれば当初より遅れたものの、今年の第3四半期から第4四半期には、つまりホリデーシーズンの商戦に間に合うタイミングには登場とされています。遅れた理由は、「一部にはインダストリアルデザインをできるだけすばらしいものにするため。一部にはチューニングと性能のため。かなりすごいものになる」。ただしスマートフォンのほうも年内なのか、さらに遅れるかは不明確。
Kal-El 採用製品のうわさとしては、ASUSのCEOが「(1月の)CESまで待ってはいられない」と語る次期 Eee Pad Transformer が10月にも登場するのでは、とのうわさもあります。そのほか今回のHuang氏発言は:
- ハイエンドモバイルプロセッサの分野でQualcommと真剣に戦えているのはNVIDIAだけ。「ダンスフロアにはわれわれとQualcommしかいない」。
- 買収したIceraの技術で、コスト的に有利なベースバンド統合チップを来年投入。ハイエンドから、ボリュームが狙えるメインストリームにも進出する。
- 現在のNVIDIAのビジネスはモバイルが20億ドル、GPUが約45億ドル程度。2015年にはモバイルが約10倍の200億ドル規模に達し、同時期に70億ドルのGPU事業を追い抜くと予測。
- Androidを巡る訴訟については、当初は注意して業績予測も保守的に振っていたものの、現時点では単なる「から騒ぎ」。
- HPのPC部門切り離し検討については戸惑ったが、webOSデバイスの終息については歓迎。「ノイズが減る。選択肢はすでに足りている」。
- NVIDIAのモバイルプロセッサを載せた Windows 8 タブレットは2012年末までの発売を予測。「Windows 8からの未来のパーソナルコンピューティングは、Windowsに対する考え方を一変するだろう」。
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