2011年9月7日水曜日

データ解放戦線がGoogle Voice を解放、SMSや留守電・録音通話もエクスポート

データ解放戦線がGoogle Voice を解放、SMSや留守電・録音通話もエクスポート

レファランス:http://japanese.engadget.com/2011/09/07/google-voice-sms/



Googleの社内公然組織 Data Libertation Front (DLF, データ解放戦線)が、今度は Google Voice サービスの解放を宣言しました。ユーザーデータのワンストップお持ち帰りページ Google Takeout から、Google Voice に溜まった留守番電話やSMSログ、録音した通話内容などをまとめてエクスポートすることが可能です。

Google Voice といえば、国内では今のところ割安で非通知のVoIP電話がかけられるだけのサービスに留まっています。しかし本国では、「無料でGoogle Voice番号がもらえ、米国&カナダ内は通話・SMS無料」「着信は携帯・固定電話・PCなど複数の端末に転送」「留守電の録音がテキスト化されGmailで読める」「迷惑通話をかかってくる前に止める電話spamフィルタ」「対応キャリアなら自分の携帯番号を変えずにGoogle Voice化可能」などなど、昔ながらの電話を置き換えるべく次々と新機能を追加してきました。

今回の発表は、この Google Voice に蓄積された各種のログを音声はmp3で、テキストメッセージはマイクロフォーマットのhtmlで、転送先番号は vcard でそれぞれエクスポートできるようになったという内容。また Google Takeout のページでは、VoiceのほかPicasa写真、Google+ のサークルやストリームなども一気に zipでお持ち帰りが可能です。背後に暗躍する集団 DLF については以前の記事をどうぞ。

競合サービス多数の写真やソーシャルグラフならともかく、SMSログなどはエクスポートできてもインポートを受け入れるプラットフォームが限られるような気もしますが、通信キャリアと端末に囚われがちなデータを扱いやすくするのはGoogleらしい取り組み。「ユーザーはどのGoogleプロダクトに預けたデータでもみずからコントロールできるべきである」を標榜するデータ解放戦線の面目躍如といったところです。続きは例の制服を着込んだDLFによる告知ビデオ。内容はひと言程度しかないないものの、本人たちは相変わらず実に楽しそうです。

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